福利厚生は、会社側が従業員に対し給与にプラスして提供を行う報酬やサービスを意味するものです。自社内で働いている従業員の業務および労働環境、従業員の家族を含めた生活全体がより良いものになるよう支援するものであり、社員寮や保養所、住宅や育児に関する補助金の支給なども福利厚生サービスに含まれるものです。保養所は、従業員が低価格で宿泊ができる旅館やホテル、ペンションや民宿など色々な宿泊施設を活用したもので、企業の中には自社だけが独占して利用できる保養所を完備しているところもあります。ただ、このような施設は管理および運営などをアウトソーシングを利用しなければ維持することは難しいもの、お金もより多くかかるなどからも大手の企業でなければ導入することは難しいといえましょう。
最近の福利厚生サービスは、自社が自ら行うのではなく専門の会社に委ねるケースが多くなっていてこれを福利厚生代行サービスともいいます。代行ということから分かるように、準備や手配などの手間をかけることなく手軽に導入ができる、導入したものを運営する中で担当者の業務負担を軽減できるなどのメリットがあります。また、代行を使うことで自社で手配するよりもより幅広いものを従業員に提供できるようになる、運営に要する費用および人件費の削減効果も期待ができるメリットもあるわけです。保養所などの場合も、運営や管理は全て代行会社が行うので従業員は一定の料金を払うことで使えるメリットを持ちます。